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2020.02.13

かき餅

writer:藤田 和俊

昨日になりますが、智頭町の那岐地区で「かき餅」を取材してきました。昭和62年から地域の食文化を継承しようと、活動されてきた「那岐特産品開発研究会」さんです。メンバーは10人ほどで、最年少67歳から最高齢95歳まで揃います。

このかき餅の撮影は、新聞記者時代から何年もお世話になってまして。地域のお母さんたちがせっせと作業される姿と、素朴ながら丁寧に作られた餅が美味しくて、お邪魔するのが毎年の恒例となっています。

このかき餅。昔から「氷餅」と呼ばれ、寒さが増す1〜3月上旬までに作られており、お母さんたちによると、子供のおやつとしても大変人気が高かったそうです。これをストーブに乗せてぷくっと膨らむのを待つ子供の姿が想像できます。焼いてもよし、「しゃぶしゃぶ」のように鍋にくぐらせて食べるのも美味しいです。

味は、ゆず・しそ・ニンジン・のり・豆の5種類。
のり以外はみなさんが畑で作られたものばかり。
そりゃ、優しい味になるのは、間違いないですよね。
我が家も小学生の息子が早速食べ過ぎて、夕飯を食べきれないほどになってました。
そういうリスクを伴う美味しさです(笑)。
ぜひ、一度味わってみてください。