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2020.01.21

脈脈展、ご来場ありがとうございました。

writer:藤田 和俊

終わってからようやくブログに書きますが、1月5日から13日まで、JR鳥取駅前サンロードにある「ギャラリーそら」さんで、写真展&物販を一緒にした「脈脈展」を開きました。どれだけの人が来てくれるだろうかと不安もありましたが、9日間、県内外から本当にたくさんの方々にご来場いただきました。この場を借りて感謝いたします。毎日在廊し、ありがたいなぁと心の中で呟いていました。

写真は、取材した8人と1姉妹を展示。1姉妹というのが、脈脈がスタートする前に閉店されたお店「樹里」を43年経営されて来た國岡さん姉妹。もう何もなくなった店での写真しか撮れず、記事取材が中心となってしまいましたが、智頭の日常にある食を提供してきたお二人の営みを、どうしても紹介したくて展示しました。その他にも、まだpeopleにアップできていない人たちも含め、8人を紹介。大判と合わせて約70点の写真に、一言文章を添えました。

物販は、藍染、革、機織り、曲げわっぱなど智頭の手仕事品が並びました。そこに、取材で出会った淳子さんが作った手作りこんにゃくや漬物、国政勝子さんの柿の葉ずし(今後記事もアップします、お楽しみに)、山のブランのお菓子など美味しいものも販売。メンバーのアッキーによるカフェもあるなど、いい感じのごちゃまぜ感(笑)。ご来場の方々に、いろんな楽しみ方をしていただけていたら良かったです。あと、約30人が来てくださったオープニングパーティーでは、山のブランの石田創さんにケータリングをお願いしたんですが、これがすごいことに。もう芸術作品と言える美しさと、智頭の食材をふんだんに使い、生かした料理の美味しさに参加者から絶賛の声、声、声…。ありがとうございました。

お一人、お一人、来場してくださるたびに嬉しかったのですが、中でも智頭のおじいちゃん、おばあちゃんがわざわざ足を運んでくれたことには驚きました。妻の写真を携帯電話で撮るおじいちゃんの姿、とても微笑ましかったし、こちらが嬉しくなりました。智頭の人たちが喜んでくれる姿を見て、とても背中を押していただいているようで、これから頑張っていこうと気を引き締めました。

さて、12月にオープンした脈脈(記事の更新が遅くなっています、これからペースを上げていきます!)。今回は、サイトオープンを知ってもらうきっかけ作りが主な目的でしたが、物販の動き方も見ていると、取材と何かをつなげていくことに大きな手応えを感じました。これは、当初からやっていきたい方向性でもあります。脈脈は、智頭町の「ヒト」にスポットをあて、その生き方や営みを紹介していきたいと思っていますが、そこで終わりだとは考えていません。やはり一人でも多くの人に、実際町に足を運んでもらって魅力に触れてもらったり、勢い余って移住しちゃったり。そういうリアルな動きにつなげていくのが、この脈脈を運営する僕らの役割だと考えています。

とりあえず、秋から走り続け、この展示まで終えました。が、ここがスタートです。これからたくさんやってみたいことがあります。智頭の人たちがますます繋がり、大きな渦となって外に発信していけるよう、脈脈としてできることを探していきます。最後は、編集部メンバーと出店者で記念写真で締めくくりました。みなさん、お疲れ様でした!